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CONTES JAPONAIS La cape magique et autre récits |
「かぐや姫」をフランス語で読みたい! |
Masako Mizuta Viviane Koenig 共著が刊行されました!
― フランスの児童文学作家 Viviane Koenigと 日本人作家(パリ在住)Masako Mizuta のタイアップ ― 「日本の文化を正しく伝えたい」「日本の話の楽しさをフランスの小学生が理解出来るように」 日仏二人の女性作家が幾たびもディスカッションを重ね 思いを綾なした作品 さし絵には純正な日本の古い絵が選ばれています |
☆フランス語圏のお友だちへ日本のお話を伝えるプレゼントに ☆日本のストーリーの内容でのフランス語のテキスト(中・上級)として |
"Contes Japonais" (日本のむかしばなし) Viviane Koenig Masako Mizuta 共著 oskar社 |
内容 〜フランス語版〜 ・天狗の隠れ蓑 ・かぐや姫 ・雪女 ・ぶんぷく茶釜 ・浦島太郎 ・一休のとんち話 (水飴の話) ・桃太郎 ・吉四六さんの天登り ・鶴の恩返し (全9話) 「日本の歴史」(巻末) |
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2480円 手数料・税・送料込み (日本郵便レターパック360で 発送致します) |
フランス語洋書《読み物》 108ページ 約19×15cm 厚さ7mm ソフトカバー フランス:小学校高学年向き フランス語学習:中〜上級向き |
在庫: |
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作者より |
"Contes Japonais"が生まれるまで Masako Mizuta |
大学では文学を専攻したのですが、フランスに来てから長い間、文学とは全く関係のない仕事をしてきました。しかし、願っていれば夢は現実になるもので、私が12年前から住んでいる現在のアパートに児童文学作家のケーニッグさん一家が引っ越してこられました。最初はただのご近所付き合いだったのですが、一年半ぐらい前、一緒 に日本の昔話の本を書きましょうとご提案を頂き、こうして文学という分野に再び足を踏み入れることになりました。 |
まず私がいくつかの昔話の要約をしてリストを作り、その中から彼女が気に入ったものを選びました。例えば、「おむすびころりん」や「したきりすずめ」といったお話もリストの中にあったのですが、フランス人にはわかりにくいとか、やや残酷なお話だという理由で、選ぶには至りませんでした。こうして、「かぐや姫」や「浦島太郎」といったお話が残りました。ただ、長いお話ばかりだと、子どもが飽きてしまうため、短くて、笑えるようなお話も少し選んでもらいたい、と彼女に言われたので、やや知名度は劣りますが、「きっちょむさん」や「一休さん」のお話も付け加えることになりました。 |
今回、この本を書くにあたって、それぞれの昔話について調べたところ、色々なバージョンがあることがわかりました。それで、この点についてもケーニッグさんと話し合って、どれを採用するか決定しました。その後、さらに私が翻訳したものに対して、ケーニッグさんがたくさんの質問をされました。日本の昔話をただフランス語に訳しただけだと、フランス人の子どもには想像することが難しいということなのです。日本の昔の家はどのようなものだったか、景色はどのようなものか、そういったことをすべて書き込む必要があります。この点に関しては、ケーニッグさんがうまく地の文章に説明を織り込んでいきました。私としても歴史的に間違ったことを書いてはいけないので、インターネットや本でかなり調べました。おかげで、日本の習俗史について少し詳しくなりました。 |
この世界の昔話のシリーズには中国、アフリカなどのものがありますが、どの本でも巻末にその国の歴史について説明を載せています。当然のことながら、私がこの歴史のページを担当したのですが、先史時代から現代までと長いスパンなので、どの歴史的事件を取り上げるかを決めるのに大変苦労しました。フランスの小学校高学年の子どもが興味を持ちうるもので、しかも彼らにわかるような説明をしなければならないので、ケーニッグさんと何度もメールのやりとりをして、長い間試行錯誤しました 。 |
また挿絵についてですが、フランス人のイラストレーターに依頼すると、東洋的ではあっても、無国籍な感じの画風になってしまうので、自分たちで挿絵も探しました 。幸いなことに、日本の国会図書館のサイトに貴重画像ダータベースというページがあり、無料で転載することができるということで、かなりの絵をここから選びました 。 |
私の子ども達(16歳と10歳)には原稿の時点で少し読ませたのですが、二人とも「僕が知っている話とは違う!」と言って憤慨していました。確かに日本人が知っている昔話とは少し雰囲気が違います。これは翻訳の問題だけでなく、上述したように、フランス人の子どもが理解できるように少し翻案したためであり、こればかりはどうしようもありません。 |
しかし、フランス語学習のテキストとして使う場合、内容がわかっているだけに、 読みやすいと思います。またフランス人のお知り合いに日本文化を知って頂くにもちょうど良い本ですので、プレゼントとしてぜひご購入いただければと思います。 |
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art"Mathushima"(松島)Yumi Wada | ||||||||||||||||||||||
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